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キャリパーを交換すること自体は別に難しい作業ではない。
締め付けのトルク管理をどの程度シビアに考えるかだけだ。
慣れないうちはトルクレンチがあった方が安心できる。
キャリパーは直接フレームに取り付けずにアダプター経由で取り付ける。
アダプターの型名はSM-MA R160 D/D。
調べてみると直接フレームに取り付けると、140mmローター対応となるので160mmローターを使用する場合は、このアダプターを使用するらしい。
勉強になる。
さて、キャリパー交換は簡単なのだけど 面倒なのはオイル注入(交換)とエア抜き。
最近は写真・動画付きで懇切丁寧に解説してくれているサイトが沢山あるのでその通りに実行すれば問題ないのだが、なんか細かすぎてめんどくさい。
そんなめんどくさい事しなくても要はエアを噛まないよう注意して入れればいんじゃね....って気がする。
エア噛んじゃったら抜けばいいじゃん。
入れる方向も上からでも下からでもどっちでもいんじゃね....と思うのだけどせっかく注射器があるので下から入れる。
ここでオイルをケチらずにドバドバ入れるとエアも一緒に出てくるのでエア抜きする手間が省ける。
オイル注入中
ディスクブレーキのオイル交換ってやっぱりめんどくさい。
オイルが溢れないようにステアリングを固定したり、オイルを溜める漏斗を水平にするためスタリング角度を変えたりする。
そして、自転車いじりで毎回思うのはメンテナンス・スタンドほっすぃ〜
立ったり座ったりで膝がガクガク。
だけどメンテ終わったら足腰にくること忘れちゃうので買えない。
さてオイルまみれになったレジンパッドは本当に再生不可能なのか?
多分ダメだと思うのだけどまだ新しくてもったいないのでとりあえずチャレンジしてみる。
石鹸でゴシゴシ洗って、パーツクリーナーで脱脂して近所を走ってみる。
結果、全然ダメ。
軽くレバーを引いただけで盛大に鳴く。
やはりレジンって樹脂なので一度オイルを吸うとどんなに頑張っても再生できない。
残念だが新品のパッドに交換。
試走に出たが既に夕暮れ(千曲川右岸から長野市街方面)
以上でキャリパー交換は作業終了。
そしていよいよ試走。
太陽はかなり傾いてるが日没まで2時間半は走れる。
落合橋から須坂・中野方面
犀川右岸から千曲川に入り北上する。
必要ないのにリアブレーキを掛けてそのタッチを確かめる。
素晴らしい。
握力と制動力がリニアに感じられる。
こんなにコントローラブルだったのか。
速度を見ると35km/hオーバ。
距離30kmを1時間少しで走行。
ブレーキの調子がいいとエンジンの調子まで良くなるのか。
当然そんなわけなくてUターンして帰路に着いた途端に時速20km/h。
そうか、そう言うことか。
いつまで経ってもこのトラップにハマり続ける。
そんなわけでキャリパー交換したらちょっと元気になった。
新品のキャリパー
今思えばCanyon購入後しばらくしてからリアブレーキに違和感を感じていた。
リアのレバーを引いたときのタッチがフロントとなんか違う。
エアを噛んでる気もするがちょっとなんか違う。
オイルが漏れてる形跡はない。
距離は1000kmぐらい。
走行距離5,050kmでオイルダダ漏れ制動不能となった旧キャリパー
その違和感は徐々に顕著になってくる。
だんだん遊びが大きくなって効き始めが近くなる。
レバーがステアリングに当たるまでになる。
気づかないフリをしてたのだけどそう言うわけにも行かなくなったのでメンテしてみる。
ブレーキオイルを交換してついでにパットも交換する。
距離は2500kmぐらい。
しばらくは調子良かったのだけど、また違和感が....
1週間乗らないとブレーキレバーが近くなってる。
10回ぐらいシュパシュパやってると(握る、リリースを繰り返す)もとに戻る。
このあたりでピストンのオイルシールの不良を疑い始める。
距離は3500kmぐらい。
文鎮化が予想される旧キャリパー
そしてついにピストン周辺からオイルがダダ漏れ状態で制動不能。
距離は5050km。
さてどうしたものか。
手っ取り早いのはキャリパー交換だ。
ちょっと値が張る(¥7,000-程)けど確実に直る。
だけど芸がない。
ここはキャリパーをバラして状態を観察してみたい。
オイルシールの不良なのか、異物混入か何かでピストンシリンダーに傷があるとか。
だけどオイルシールだけ購入できるのか?
それにバラすにはT30のトルクスドライバーが必要だ。
めんどくさそうなので安易なキャリパー交換することにする。
オイル注入中の新品キャリパー
ところが、ネット検索すると買えそうなお店はどこも欠品・入荷未定。
今どきネット通販のお店は在庫を持たないのでメーカー供給がストップしているとすべてアウトか。
だんだん焦ってくる。
欠品と表示されていないお店に在庫・納期確認をすると「在庫なし・入荷は来年3月以降」の回答。
アルテに拘らなければ105でもGRXでもMTBでも使えればいいと検索するがすべて欠品・入荷未定。
ヤフオク・メルカリで2倍近い高値で取引されている。
なんてこった、「今シーズンの自転車活動は終了」の文字が頭をよぎる。
オイルダダ漏れで途方に暮れる、日も暮れる。
キャリパー入手は諦めてX-Light(Intermax)復活の方向で23Cのタイヤ(X-Lightは25Cが履けない)を物色していると偶然はけ〜ん。
「BR-R8070、店頭在庫あり」の文字。
大阪ローカルな自転車店。
マジっすか〜!!
どうせHP更新してないだけじゃねぇーの....と焦る気持ちを抑えてメールで在庫確認。
すぐに「まだ在庫ありまっせ〜、購入しとくれやす〜」の回答(多少演出あり)
超安全運転でトロトロ帰着
前置きが長かったが、そんなわけでリアキャリパーを交換した。
Canyon Endurace CF SL Disc 8.0 は 2019年5月に乗り始めたので2年程。
距離はちょうど4000km。
そろそろタイヤの交換時期かな。
と思っていたらリアがスローパンク。
実は4月頃にも同様にリアがスローパンクしている。
どちらも異物を踏んだ形跡はない。
これまでの経験からこう言う場合は素直に新しいタイヤに交換するのが吉。
購入当時(2014年)の写真
ところが28Cのタイヤは手持ちがない。
しょうがないので 押入れに眠ってた 25C のGrandPrix4000S を履いてみる。
「これいつ買ったんだっけ」と調べてみると2014年。
う〜ん、7年物かぁ〜。
気にする人は履かないなぁ〜
でも履いてみる。
これも購入当時(2014年)の写真
年数の経ったタイヤについて世の中は賛否両論。
走行距離はタイヤメーカがアナウンスしている(大体2000〜5000km)。
しかし耐用年数は意見が分かれる。
タイヤの劣化要因で考えられるのは紫外線、温度、酸化(オゾン?)、あとはホイールに嵌めて高圧をかけた状態か否か。
3年経ったら交換、2年で交換、いや1年で交換したほうが良い、保管状況に左右されるので一概には言えないなどなど。
なので実地テスト。
先ずは見た目、色、匂い、手で触った感触など。
全て無問題。
7年間押入れの段ボール箱で熟成されてたわけだが見た目は新品同様だ。
次にホイールに嵌めて空気を入れてみる(6気圧)。
チューブは最近購入したVittoria Latex 仏式48mm (700×25/28c) 。
ジジイなので腰に優しいラテックスチューブを買ったのだけど、タイヤ幅が28mmから25mmに減るので相殺されてよくわからなくなるんじゃないか?
ちなみにフロントは交換せず、購入時のまま(GrandPrix5000 28C、SCHWALBEの普通のチューブ)。
最近購入したVittoria Latex tube
いよいよ乗ってみる。
行き先は湯田中・渋温泉往復。
走行中の平均外気温は23℃。
距離は85km。
さて結果発表。
たいしてかわらん。
7年熟成のタイヤは全く問題なし。
(お約束ですが保証したりお勧めしているわではありません。熟成タイヤの使用は自己責任でどうぞ。)
グリップ、転がり、ブレーキングについてこれまでと有意な差は感じられない。
もちろん山上ったわけでも下りで攻めたわけでもない通常走行の場合だ。
次にラテックスチューブで乗り心地は良くなったか。
これは多少良くなった気がする。
リアタイヤが段差を乗り越える時に心持ちソフトになった。
まぁ、「良くなってくれー、イヤよくなるに違いない」と言う思いが強いのでプラシーボが効いてるのかも知れない。
以上、7年間押入れ熟成タイヤの実地走行テストでした。
朝目覚めると室温11℃。寒い。起きたくない。誰かファンヒーター点けてくれ。
誰も点けてくれないので意を決して布団から抜け出しスイッチ・オン。
外は3℃、とても走る気にならない。
お昼過ぎ、だいぶ暖かくなってきたので走る準備をはじめる。
で、思い出した。そうだ、リアのローターが盛大に鳴くのだ。
先週メンテしようと思っていて1週間の放置プレイか。
このまま乗ると放置プレイ、エンドレスになるのでメンテする。
先ずはホイールを外して、ローターをホイールから外す。
さてどうしたものか。
ママレモンとタワシでゴシゴシ洗う。(実際はママレモンじゃなくて普通の食器用洗剤)
折角なのでパッドを外してキャリパーもお掃除。
走行距離3000km程度でまだ使えそうだけどパッドも交換。
組み付けるとローターが入る隙間がない。
再度パッドを外してピストンを戻す。
片方のピストンの戻りが悪い気がする。
だけどパッドの減りに左右の差は殆どないので気にしないことにする。
さらに折角なのでスプロケも外して清掃。
ハブから抜き取ると一体型なのはロー側の3枚であとはバラバラになる。
順番とか位置とか元に戻せるかちょっとあせる。
そういえば正しい位置にしか入らないように溝の幅が違うので心配無用だった。
ここでトラブル発生。
ロックリングがうまく入らない。
途中で固くなってそれ以上回らない。
無理して力ずくで回すとねじ切ってしまうので慎重にやり直す。
水平にしているつもりなのだがやっぱり入らない。
だんだん焦ってくる。
たぶん15分ぐらいは悩んでいた気がする。
で、結局オチは ”ロックリングのローター側とスプロケ側が逆” だった。
ネジ頭の経が違うので逆のままで普通に締まるとヤバかったかもしれない。
スプロケ側はトップギア経よりロックリングの経の方が大きので間違いに気づくか。
だけどネジ経は同じでネジ山角度が違うのか?
まぁ、解決したので気にしないことにする。
ホイールを取付けて空転させると回りが悪い。センターが出てないのか。
キャリパー取付けじねを緩めてクリアランス調整を行う。
さて、パッド交換後に直ぐに気づいたのだがブレーキの遊びが小さくなった。
これまではフルブレーキでレバーがハンドルバーに接触するほどだったのが少し遠くなった。
ワイヤーじゃなくて油圧なのでパッドの厚さは関係ないと思っていたのだが意外だ。
油圧ディスクブレーキは奥が深い。